事故に遭った話でも

昨日(5/30)の22:20頃、神奈川県某所でバイク事故に遭った。

僕が乗っていたバイクに相手の自動車が背後から衝突したというものだった。

僕のバイクは全長1950mm程度の125ccのMTのバイク、片や相手の車両はSUVだった。

 

信号が赤に変わり、僕が止まろうとしたときに背後の車が止まらずに衝突した。

バイクのリアフェンダーからフレームが拉げ、シートがカチ上がった。

 

幸い僕は、ものが詰まったリュックを背負っており、シートバッグもあったため、それが緩衝材となり、背中は守られた。怪我は右の手首と左足の脛の打撲で済んだ。

 

事後は近隣に住むバイク乗りの方が、僕の事故車の移動してくれ、追突した車の運転手が110番に通報し、僕の前で玉突きの被害を受けたスクーターの青年が、彼自身も擦り傷があるなか、僕を介抱してくれた。

 

事故に遭遇したことは不運なことではあったが、あらゆる幸運が重なり、僕は今こうして、このエントリーを書いている。

 

かつて僕はスリップダウンして打撲と擦り傷を負ったことがある。そのため、転倒の衝撃はあまりなかった。しかし、追突の衝撃や眼前に車のフロントグリルが迫る様は、否が応でも死を想起させた。

 

確かに今回、僕は軽傷で済んだ。しかし、僕のバイクが今乗っているものでなかったら、またリュックを背負っていなかったら。もしくは後ろに誰かが乗っていたとしたら。

 

そのとき僕は言いしれぬ恐怖を感じた。身体的な痛み以上のものが全身を走った。

幸い僕は生きているが、もし仮に誰かが命を失っていたら、趣味どころの話ではない。

 

身体の痛み以上に僕はそれを忘れてはならないし、伝え広め、そして残していく必要性を痛感した。

 

ただ、僕はこの一件で、バイクの怖さや道路の危険性は確認できたが、バイクそのものは嫌いにはならなかった。危険と隣合わせではあるが、人生を豊かにする乗り物でもあると僕は信じている。

 

この乗り物で悲しむ人が少しでも減り、そして誰も悲しませないようにするためにも、正しい理解が必要だと考えている。